第11回UMMLマラニックin関西(高野山マラニック)
(2009/7/5)


南海高野線の九度山駅で降り、歩いてスタート地点の慈尊院(高野山を開くにあたり、山の庶務を行う政所とされたところ)に到着。早速、参加手続きを済ませ、その後、寺院で大会スタッフにより各コースの案内があり、我々はミドルコースを選択しました。記念撮影した後、慈尊院を9:30過ぎにスタート。いきなり急な階段を上り、しばらくは周りが柿畑の急な道を登ることになりました。本コースは高野山町石道(こうやさんちょういしみち)コースと呼ばれ、高野山への道標として1町(約109m)おきに石柱が立っています。慈尊院から壇上伽藍(根本大塔)まで約22キロの道のりに180基あり、それぞれの町石には密教の諸尊を表す梵字が刻まれています。急な坂道を登りきったところに展望台があり、紀ノ川、九度山、橋本方面が一望できました。ここから地道が始まり、杉林を進み、一里石を過ぎて石段を上ると六本杉(天野峠)に到着しました。ミドルコースの先頭グループは既に到着しており、彼らは丁度スタートするところでした。我々も短めの休憩をとり、この場を後にしました。しばらくして、石の鳥居が二つ並んだ珍しい二ツ鳥居を通過し、神田地蔵堂の休憩ポイントに到着。ここでも先頭グループが休憩していました。トイレ休憩をとった後、彼らと一緒にスタートしました。右側にゴルフ場を見ながら、しばらくして杉林の中を走り、登ったり下ったりしたとこで笠木峠に到着。笠木峠からは鉄塔あるいは直下に車道を見ながら雑木林の中をしばらく走り、その後、国道370号線に出ました。国道を横断したところに矢立の茶店があり、店の中に入ると、ここでも先頭グループが昼食を兼ねて休憩をとっていました。茶店では草餅を食べて休憩した後、残り3.5キロまでの大門を目指してスタートしました。急な登りの後、小刻みなアップダウンを繰り返し、しばらく走るとハイカー集団とすれ違いました。丁度その場所には「押上石」(弘法大師の母が結界を越えて入山しようとしたとき、激しい雷雨が火の雨となり、大師はこの大岩を押し上げて母をかくまったと伝えられている)があるのをハイカーの人達から教わりました。また、その近くには「鏡石」(鏡のように平らな石で、そこに座って真言を唱えると悟りが得られると言われている)もありました。その後、最後の急な九十九折れを登りきったとこで大門に到着。大門付近で先頭グループのゆかちゃんから金剛峯寺(高野山の総本山)の前にいるとの連絡があり、そちらに向かいました。ショートコースのゴールである朱色の根本大塔を過ぎ、金剛峯寺で先頭グループと合流しました。ここからは全員で不動坂口の女人堂まで歩き、女人堂で最後の休憩をとった後、不動坂を一気に下り降りミドルコースの終点である朱色の極楽橋に到着しました。極楽橋から電車に乗り、学文路(かむろ)駅で降りた後、ラン&ウォークしながら最終ゴールの温泉「ゆの里」に到着。早速、温泉に入って汚れた体を洗い流してマラニックの疲れを癒しました。また、露天風呂からは慈尊院から登ったところの鉄塔、展望台、高野山への尾根が見渡せることができ、マラニックの充実感を味わうことができました。「ゆの里」からは送迎マイクロバスで橋本駅へ。橋本駅から大阪方面へ帰ってきました。走った距離は約26キロ、約5時間のマラニックの旅でした。



スライドショーはここをクリック

慈尊院からスタート
最初は急な登りが続く
六本杉(天野峠、標高約600m)でひと休憩
大門下の最後の急な登り
大門前の車道に到着(標高約800m))
大きな大門を仰ぐ
金剛峯寺(高野山の総本山)
女人堂で最後の休憩
ゴールの極楽橋に到着
万歳しながらゴール