第4回よさの大江山登山マラソン大会
(2009/9/20)


丹後天橋立大江山国定公園に位置し、大江山連峰を舞台にした本格山岳登山レースである第4回よさの大江山登山マラソン大会の登山コース(23.5km)に参加しました。本大会は、平成18年の合併で誕生した与謝野町が16回の実績を持つ大会を継承し、本年で4回目を迎えました。丹後地方は「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われるほど天候が不順のところですが、当日は4回目にして初めて晴天に恵まれました。レースは、スタートして標高差約800mの第一番目の山・千丈ヶ嶽(標高833m)までの9.7kmはずっと登りが続きました。スタートして6.8km地点の赤石嶽から続く千丈ヶ嶽へ向う途中の尾根道は短かったですが、周りの景色を眺めながら草道を心地よい気分で走れました。千丈ヶ嶽からの下りは急勾配で足元に注意しながら駆けおり、二番目の山・鳩ヶ峰(標高746m)を目指しました。鳩ヶ峰へ登りは石の多いのが目立ちました。また、鳩ヶ峰から最後の山・鍋塚(標高763m)に向う途中、後ろを振り向けば丸い形のした鳩ヶ峰、その向こうに千丈ヶ嶽の姿が見えていました。鍋塚の頂上は笹が多く、眼下には加悦谷平野の素晴らしい景色を見ることができました。鍋塚の笹道からの下りは前方に宮津湾がはっきりと見えました。池ヶ成(標高450m)の手前まで下ったところでスズメバチの大群に遭遇し、ハチのいる中を思い切って通過した際に左肩をハチに刺されました。ハチに刺されたのは小学生の時(40数年前)以来で、刺された痛みは翌朝まで続きました。私の前を走っていたランナーは4箇所も刺され、刺された太ももに大きな紅斑がみられていました。近くのコースポイントには大会スタッフや自衛隊の方もいましたが、傷薬や鎮痛用のエアゾルは用意されていたものの、予期されない虫刺されの薬は用意されているはずがありませんでした。17.2km地点の加悦山の家から古墳公園までの約3kmはなだらかな下りが続き、古墳公園からスタート地点の大江山運動公園までの約3kmは平坦な舗装道路でしたが、前半の険しい登りによる疲労が出始め苦しい走りとなりました。晴天の中で長い登りや急勾配の下りなど過酷なレースでしたが、鬼伝説や百人一首でも知らる大江山連峰の素晴らしい景色のもとで、まさに「天空を走る」気分で走り切ることができました。



スライド公開中

山岳コースのスタート前
ゲストランナーの尾崎まりさん(2005世界陸上日本代表)
レース前に記念撮影
千丈ヶ嶽に向かう途中
千丈ヶ嶽頂上(標高833m)
千丈ヶ嶽頂上のエイドステーション
二番目の山・鳩ヶ峰(標高746m)への登り
鳩ヶ峰からの下り(眼下は加悦谷平野)
三番目の山・鍋塚(標高763m)への登り
鍋塚からの下り(遠望には宮津湾)
全員無事にゴール