比良山系(坊村→白滝山→夫婦滝→打見山)ハイクに参加して

京阪出町柳駅7:45発の京都バスに乗車し坊村へと向いました。当日は祭日とあって登山客が多く、臨時バス1台が増便されましたが、それでも座席に座れなかった乗客が何人かいました。乗客の殆どは、我々と同様に登山口となっている坊村で下車しました。今回のハイクには、島本ランニング友の会メンバーの6名と島本町立体育館スポーツジムで活動している仲間5名の計11名が参加しました。坊村からは、明王谷に沿って伊藤新道出会まで道幅の広い林道を歩きました。30分程歩くと右手に伊藤新道に入る道標があり、ここからは伊藤新道を通って白滝山を目指しました。登山道は、あまり整備されておらず、前半はワサビ谷に沿って急な坂を登ることになりました。途中、大小の滝がいくつもあり、中でもワサビ大滝とワサビ天井滝は大きく目を見張るものでした。谷沿いの登山道から尾根に向う杉林からクヌギ林に入り、登り始めて約2時間半頃、白滝山(標高1022m)に到着。一休憩して山を下った所に周囲100メートル程度のオトワ池に到着。当初の計画では、ここから長池まで行く予定でしたが、往復1時間程かかり、予定時間を過ぎるとのことで長池へは行かず、ここからニシヤ谷を下って夫婦滝を目指しました。途中、7名の山岳パーティーに出会いました。彼らは大阪大学の山岳メンバーで、23泊で比良山系を登山しているとのことでした。オトワ池から30分位して、ニシヤ谷が白滝谷に合流している地点の下方にある夫婦滝に到着。夫婦滝は二つ滝が寄り添って、30メートル前後の落差で水量も多い滝でした。登山道脇に滝の良く見える場所があり、既に女性登山客3名が休憩していましたので記念写真を早々と済ませて滝の上部まで上がり、白滝谷の傍らで昼食をとりました。昼食後、打見山を目指し白滝谷に沿って登り始めて、しばらくして、登山道から谷に架かる橋が流されており、悪戦苦闘しながら向こう岸へたどり着きました。谷を渡ったところでは年配の女性グループが昼食をとっていました。谷沿いの登山道の周辺には、残雪がちらほら見かけ、5月に入っても雪が残っているのは、この冬はこの付近に雪が沢山降ったものと思われます。また、この時期の比良山にはシャクナゲの花が沢山咲いているのですが、殆ど見かけないのも、この冬の寒さに関係していのかも知れません。夫婦滝から歩き始めて約1時間で木戸峠下のびわ湖バレイキャンプ場付近に到着。この付近は一部湿地となっており、小さなミズバショウの花が咲いていました。キャンプ場付近から少し登った所で打見山スキー場のゲレンデに到着。ゲレンデには雪が沢山残っていました。急坂なスキー場を登って、目的地の打見山(琵琶湖バレイ施設)に到着。展望台で小休止後、ロープウエイを利用して山麓駅へ。山麓駅からは近道するため車道は通らず、谷沿いの小道を下りましたが、途中から道がなくなり、引き返すこともできないので鉄塔に向って歩き始め、何とか一般道にでることができました。JR志賀駅には予定時間に到着。今回の比良山ハイクでは、黄砂の影響で遠くが霞んでみられ、打見山からの琵琶湖の眺望が今一つでしたが、暑くもなく寒くもない天候で登山ができ、シャクナゲの花は見られなかったもののミズバショウ、トクワカソウ(イワウチワの変種)、イワカガミなど比良山でよく見られる花々に出会うことができて良かったと思います。