第11回しまなみ海道100kmウルトラ遠足
(2011/6/4)


参加記録 

64日しまなみ海道ウルトラ遠足行ってまいりました。3日夜中、まさかの膀胱炎になり、血尿で発熱。朝一で医院に行き、お薬をもらって、熱が上がっている頭を保冷剤で冷やしながら新幹線に乗りました。なんか宮古島と同じような展開で、とほほ、、、なんですが、エントリーしたからには、諸経費の元をとるべくスタートラインに立ち、ゴールを目指すことを心に決めているので、よろよろでしたが鞄を引っ張り、ホテルにたどり着きました。ホテルでナンバーカードを引き換え、そそくさと部屋へ。うとうとしたと思ったら、夜中2時前、震度3の地震!4時、鞄を今治行きのトラックに積んでもらって、福山城へ。5時、夜が明けスタート。1100人のランナー。後方からスタート、もうゆっくり行くわ〜福山市から尾道市へ。コンビニのトイレは長蛇の列。向島まで20キロ。トンネル5つ。海がなかなか見えない。やっと尾道大橋。階段が延々と。造船の島だな〜因島。生搾りのみかんジュースがおいしい。行きかえるわ〜宮古島で、同じスタッフの車に収容された男性ランナーと出会う。おしゃべりしながら走る。楽しいな〜ランから自転車に乗り換えたランナーが、声かけてくれて、気持ちよさそうに漕いで行く。いいな〜生口島。やっと中間エイド。おにぎりを食べる。タクシーに相乗りするランナーたち。でも走らなくっちゃ。暑い〜多田羅大橋。1480m。なんて美しい海、島、空。わたしは夢の世界にいるのかな?海の表面がぼわ〜ん、ぼわ〜ん。ん?なんだろう?。いけない。走らなきゃ。またまたランナーとおしゃべりしながらスロープを降りる。3年前は海宝さんが、12時にひとりで鞄の番をしながらゴールで待っていてくれたとか。でも、そんなこともう許されないだろう。60キロエイド。バスを待つランナーたち。走ろう。ん?前にも後ろにもランナーの姿無し。また最終ランナーか。でも、進むしかない。伯方島手前で歩いているお兄ちゃんランナー。「もうランナーいないみたいですよ。」「いや〜僕が最後かと思ってました。」「行ける所まで頑張ろうね。お先に〜」伯方島。五つ目の島。あとひとつ。66キロエイド。男女のランナーが座っている。どこかで区切りをつけないといけないけど。どこまで許されるのだろう。大島、最後の島。75.6キロエイド。「まだ走ってもいいでしょうか?」「いいよ〜なんか食べてって。」エネルギー切れそう。レーズンを無理に食べる。走らなきゃ。どんどん日が暮れる。ライトを手に持って、矢印の指した、人も民家もない道を走る。スタッフの車「大丈夫ですか?」「はい。行きま〜す。」80.7キロエイド。8時。来島海峡大橋まで、あと5キロ。真っ暗。もはやここまで。「遅くまですみませんでした。ありがとうございました。」さっきのお兄ちゃんランナーが乗っていた。港まで送ってもらう。9時の高速艇までラン話。お兄ちゃん、わたしの走るとこ見てくれててありがとう。来島海峡大橋がライトアップされてきれいだな〜今治港からタクシーで今治繊維リソースセンターへ。925分着。撤収の始まった会場で、残り3枚の抽選券をふたりで引き、急いで模擬店券で買い物。プロの撮ってくれた写真も買えた。しまなみ海道の一日が終わりました。夢のような美しい瀬戸内を走れて幸せです。体調悪いにもかかわらず、80.7キロまで走れて満足です。出会ったランナーのみなさんとも楽しくおしゃべりできたし、スタッフのかたには感謝の気持ちでいっぱいです。わたしの走力では完走無理なのですが、ウルトラはわたしにとって走り旅です。素晴らしい自然の中走れる喜びを感じております。(すずきえいこ)

スタート地点の福山城
 因島、35キロ地点
生口島を望む、40キロ地点
 

多田羅大橋、60キロ地点